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ルバート講師渡邊浩良による『情報収集のコツ』(後編)

今回はルバートが主催する資料作成講座の講師をつとめる渡邉浩良による『情報収集のコツ』について紹介いたします。是非皆さんの資料作成において参考になればと思います。

前編では『調べるサイクル』の①と②の前半を説明いたしました。この後編では②の後半以降を説明していきます。

前編はこちら


 

◆調べるサイクル② 自分の情報源リストとのすり合わせ

それでは、自分が収集する情報に対してどの程度の知識ギャップがあるか認識した後には何をすべきでしょうか?何をしていいか分からないから、とりあえずGoogleにキーワードを打ち込む、本屋に行ってみる、みたいなことをして、気付いたら情報収集が進んでいるのか、進んでいないのか分からないといった状況に陥ることも少なくないかと思います。

Googleに聞く前に是非やっていただきたいことが、「論点出しとその論点を証明するために何を調べる必要があるか?」を明確にし、その調べごとを「どのように集めていくか?」というようなリストを作ることです。リストはまず暫定的なもので良いので、マーケティングの4Pや3C、PEST等のフレームワークを活用し、抜け漏れをなくしつつ一覧を作成することで、調べなきゃならないことの全体図が分かるようになります。


もし、調べる対象に対して必要な専門知識がない場合はどうしたら良いでしょうか?前述したベンチャーキャピタル関連の案件の際も、資料を見ると外国の案件ということもあり、DAU、ARPU、Series Cといった注記すらない資料を読み解くのにてんてこ舞いでした。時間が限られている中で効率よく専門知識を得るにはどうしたらよいと思いますか?

効率よくインプットするためのコツは、まず簡単な初心者のための×××といった書籍を購入しパッと読む。そして、関連する書籍や論文の「参考文献」をチェックして、多くの書籍で参考文献として挙げられている書籍やURL、レポートを抽出して、その書籍やURL等を読むことが効果的です。後者は言わばその業界等のMust Readを読むといったところでしょうか。簡単な本でベースを作り、専門家達が読んでいるベン図の重なる文献をインプットすることで、しっかりとした基礎が作られるかと思います。


◆調べるサイクル③ 情報の獲得

Google検索の場合には、キーワードの後に「PDF」等の拡張子を付けることで、PDFでアップロードされている結果が表示されるので非常に便利です。また、後輩や学生の収集した資料をもとに作られたプレゼン資料を見ると、いつも惜しいな・・・と思ってしまうことがあります。その理由は、他者が作成したプレゼン資料をそのまま利用してしまうと、せっかくの情報ソースの原典にアクセスする機会を失っているだけでなく、その情報ソースの周辺にある関連情報へリーチする機会をみすみす失っていることです。こうしたもったいない状況を避けるために、報告書やプレゼン資料を発見したら、出典を必ずチェックし、出所元へとアクセス、元データや関連情報を把握するといった一連の癖をつけると良いでしょう。


また、他者の作成したチャートをそのまま使うと、実はその作者の主張と異なる事実があることに気づかないケースもあるため、必ず出所へとアクセスすることを癖づけましょう。下図にあるように、例えば単年のデータで若者は海外旅行に行かない層が70%に達していますが、実は出所をあたると、経年でデータが存在し、海外旅行に行きたい層が増加しているといったような、そもそもの仮説や主張と異なるケースも多々あります。


◆調べるサイクル⑥ 自分の情報源リストの整備

最後の自分の情報源リストの整備ですが、情報収集した際に把握した情報ソースだけでなく、他者のプレゼン資料や報告書で参考となる表現をストックしておくと、後々の引き出しになりますので、ぜひぜひ試してみてください。


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