様々な疾患領域でセールスからマーケティングまでを経験してきて思うのは、どのような組織でも、組織の一番上になる人の「あるべき像」に対する課題感とそこに到達しようとする意志、そのための方法論を持つことが大事だということです。課題に沿って人材育成する際、トレーニングや研修をどう実務に落とし込んでいくか、そこの前段で、期待値のレベル感をどこに設定してどこまでスキルアップさせておく必要があるのか、そこまでの全体像をしっかり考えてイメージを持っておくことが大事だと考えます。よい研修を受けさせても、それだけでは浸透することはありません。それを会社の組織の中に浸透させるためには管理職側の努力が必須です。
私が営業組織を統括することになった時、営業所長の多くは「プランニングから始めてPDCAサイクルをまわす」という仕事の仕方が身についておらず、いわゆる「打ち手ありき」になってしまっていることがしばしば見受けられました。また、所長の大事な仕事の一つに部下の育成やコーチングがありますが、それも十分にできていない人が多かった。そこで、Rubato代表の松上さんに相談し、所長向けにまず「ロジカルシンキング」と「コーチング」の研修を実施することにしました。
その後、所長候補の育成として、部下のMRの人たちにも同じ「ロジカルシンキング」の研修を実施しました。 今は次のステップとして「ワークプランニング」の研修を実施しています。普段プロジェクトマネジメントをやる機会が少ない所長たちにとっては、あまりなじみがないものですが、次のステップを目指す上で必要なスキルでもあり、実は身近なところでもスキルを磨くチャンスがあるため導入しました。
Rubatoを採用した理由は、松上さんがコンサルタント時代に一緒に仕事をさせてもらったことがあり、コンサルタントの人たちのビジネスに必要な基本スキルの高さを身をもって感じていたからです。実際に相談していく中で、この研修は組織の強化に役に立つだろうと考えました。
所長たちには研修の学びを日常業務に落とし込んだ形で部下の指導をしてもらうことで、スキルの定着を図っています。所長候補となるMRの人たちも少しずつプランニングができるようになり、組織全体で上流工程からちゃんとやろうという意識が浸透しました。実際2年目には導入時との違いを実感される方も多く、全体として良いサイクルが回っていると感じます。
また、組織全員が同じ研修を受けたことで、土台となる共通言語を持つことが出来たことも非常に大きな意味があります。それまでは全然話が通じなかったのが、スピーディーに意思の伝達ができるようになりました。
コーチングでは、興味深い発見がありました。 それは、コーチングを受けた所長たちの感想が、「いいアドバイスもらいました」「自分の考えを整理する時間になりました」という人と、「何を話したらいいのか全然わかりませんでした」と言う人に分かれたことです。部下に向き合って話をしている人は何か悩みを持つのですが、部下と向き合っていない人は相談することがないのですよね。そこはすごく私自身も参考になり、これからの部下との向き合い方につながるなと思いました。
ロジカルシンキング、コーチング、ワークプランニングはいわゆる中間管理職、部下の育成が必要な人たちにとって基本3点セットだと思っています。その三つのスキルが揃っていればどこでもやっていけるでしょう。
組織の成長を考えた時、管理職は最後までひざを突き合わせて部下の面倒を見る、そのコミットが大事だと思っています。
上に行けば行くほど、ひとりひとりの様子に目配りすることは難しくなっていきます。ですが、自分自身がひざを突き合わせて育てた人たちは、必ず彼ら自身の部下に対しても同様にコミットして育成してくれるはずです。
そう考えれば目の前の部下と真剣に向き合うことは、強い組織づくりの第一歩となる。最初は大変ですが、その壁を越えた時、本当に強い組織ができるということを実感しています。そして、Rubatoの研修は組織力を高めるのに最適なツールだと思っています。
* 掲載内容は2022年4月時点の情報です。 * 写真はイメージです。
当社はグローバルでサーバー仮想化ソフトウェア企業として認知され、その後ネットワークやセキュリティ、モバイルまでソリューションの提供範囲を広げている企業です。これから先、あらゆるハードウェアやクラウドアプリケーションなど、さらに上のレイヤーを含めたお客様のデジタル基盤を下支えする存在になるべく転換期を迎えております。
そうした時、営業担当者はお客様の抱えている課題をITだけに限定せず、ビジネス全体の広い視野でとらえながら、より良い解決策を提案する必要があります。現在は、お客様との対話の中で情報をキャッチし、その情報を生かした提案ができるコンサルタントのスキルセットを持った人材を育成するために、グローバル全体で注力している状況です。
私が所属するセールスイネーブルメントチームは、営業社員のスキル向上、社内勉強会やセミナーを通じてサポートを行う役割を担っており、グローバル全体やアジア太平洋地域で共通の目的をもって展開されるトレーニングなども提供しています。
当社はこれまでグローバルでの実績や製品力でお客様に採用頂けるケースも多くありましたが、今後は自分たちからお客様へアプローチしていくため、単なる製品やソリューションの紹介に留まらない提案力は非常に重要なスキルとなってきます。
Rubatoさんの研修は、営業の担当者が研修として実施したいと言って持ってきたのがきっかけです。営業スタイルに変化が求められる中で、担当者自身も提案型の資料作成スキルを習得する必要性を感じていたのだと思います。
実は日本の研修会社さんとやり取りさせていただくことは珍しいケースなのですが、Rubatoさんとは、事前の打合せから私たちの思いをしっかり伝えた上で、現場のニーズにフィットした内容をデリバリしていただけている点が非常に良いと感じています。
研修1回あたりの募集人数は25名なのですが、毎回参加希望者があふれている状況で研修をリピートさせていただいています。参加者はマネージャーからのノミネーション形式の場合もありますが、希望者先着順の場合は募集をかけた当日や翌日には枠が埋まってしまう人気の研修です。
他の研修と違う点は、手を動かすワークが非常に多いことです。私が担当するようになった2020年9月は、既にコロナ禍でバーチャルの環境下で研修を行っており、対面での研修と遜色ない形での実施は大きな課題でした。この頃は、社員のほとんどが在宅勤務になってから約半年くらいが経過しており、皆Zoom疲れがでてきていたタイミングでもありました。
Rubatoさんの資料作成研修は、受講者が常にしっかりと手を動かしながら、学んだことをその日の中でアウトプットできるように構成されており、成果を目で見ることができます。ショートカットやクイックアクセスツールバーなどのPowerPoint操作や、図形の型など、翌日から自分の資料ですぐに使用できる内容が多く含まれている点も非常に好評です。
研修を実施するごとに、次いつやるのかという問い合わせが来ることや、マネージャーたちから、研修を受講したメンバーの資料をまねて他のメンバーが資料作成しているといった話、若手に受けさせたいといった話も聞いており、組織全体での成果を感じています。
ノミネーションでも希望者制でも、参加者としては社歴が浅い入社3年目くらいまでのメンバーや、中途で社歴が浅いメンバーが割合として多いです。希望制の時は、たまにマネージャークラスからもしれっと参加リクエストがあったりします(笑)
来年も引き続き、積極的にRubatoさんの研修を開催したいと考えています。まだ受けていないメンバーへの展開も考えていますが、学んだ内容をしっかりアウトプットする場が今後もっと必要になってくると感じていますので、研修を実施して終了ではなく、その後についても一緒に何かできないかというところをご相談させていただいており、親身に聞いてくださるのが有難いと感じています。
当社のようにグローバル展開しており本社が海外にある会社では、英語で作成された元のコンテンツを日本向けに適切にカスタマイズすることが毎回大きな課題なので、このあたりを相談させていただけるのが非常に大きいなと感じます。これからもどうぞよろしくお願いします。
* 掲載内容は2021年12月時点の情報です。
私どもの会社は、世の中にないものを生み出していくベンチャー企業として、社員に対し、常に「成長は自分自身で獲りに行くもの」と伝えています。人材育成の観点でも、成長をプロアクティブに取りに来る人に対してより積極的にサポートする体制を取っています。また、縦横でのメンター制度があり、半年サイクルで能力開発目標を立て、メンターが支援する仕組みがあります。 これまでは、PCスキルについてもメンターが支援し成長をサポートしていたのですが、近年では「PowerPointを使ったことがない」といった転職者が増えており、メンターがOJTの中でフォローするのにも限界が出ていました。メンターも当然プロではないので、新人のPCスキルが伸びにくい、またメンター側の負担も増えていたため、PowerPointでの資料作成研修を検討することとなりました。
当初、PowerPointの基本操作やショートカットキーの使い方が学べる研修を探していましたが、RubatoのWebサイトで資料作成研修の内容を見た際、基礎的な内容と一緒に、目的をもって資料を作るためのロジカルシンキングを使ったストーリー作りも学べる点が、他の研修とは異なっており、非常に興味を持ちました。打合せでさらに詳しい内容を聞き、体系だった理論と実習を交えた形で、初心者の提案書作成レベルを大幅且つ急速に成長させることが出来ると感じました。また、研修を開発した代表の松上さんのバックグラウンドがコンサルティングファームであることから、資料の品質に対しても信頼を感じたためRubatoの研修を実施することに決めました。
事前の打ち合わせで研修内容の具体的な内容の説明を受け、資料もいただいており、その後のやりとりもしっかりとしてもらったためRubatoの研修の導入に不安はありませんでした。実際、講義を受けてみて「想定通り」と感じました。講義の中では、迫力ある資料作成エピソードも多く、改めて、これほど論理が積まれてできあがった資料作成ノウハウは他にないだろうと感じました。また、1日目の研修実施後に出される資料作成の課題を、2日目の講義中にフィードバックしていただくのですが、これは非常に学びが多いと感じました。
自身の部下も受講していましたが、研修後は学んだ内容を確実に反映し、ストーリー作成、資料作成をするようになりました。新人にしては指摘箇所も少なく済み、効果を感じています。やはり、実学中心で研修中にもワーク時間を多く取り入れているところが、実践的であり、本研修の最大のメリットだと思います。
* 掲載内容は2021年8月時点の情報です。
「弊社のビジネスモデルからメンバーのバックグランドが多種多様というのもあって、コーポレートとして、会社のドキュメンテーションのスタンダードを明確にしたかったのです。これまで弊社は、プロフェッショナルサービスの提供者という立ち位置でしたが、今後はお客様のビジネスパートナーという次元まで昇華させたいと考えており、洗練されたコーポレートアイデンティティを確立したいと考えていました。そのためにお客様の分析から提案までのプロセスをもう一度見直そうと。そうした問題意識がありました。」
「研修担当者として講師を探していた時、rubatoさんのホームページより松上先生を知り、社内向けの研修を依頼させて頂きました。いくつか法人研修を依頼できる先生を探していたのですが、『戦略コンサル』というバックグランドを松上先生がお持ちしていたことは、ご依頼するにあたって一つポイントになりました。
戦略コンサルという肩書で研修をされている方は他にもいらっしゃいますし、実際に著名な先生にもお会いしましたが、松上先生と会社との相性が合ったのだと思います。松上先生の雰囲気といいますか、フレンドリーなお人柄であったことも理由にあるのではないでしょうか。
また松上先生ご自身がベンチャーとしてお仕事をされており、実際に企画書を作成、提案をされるなど、日々ご自身で実践されているというのは松上先生を選ばせていただいた理由の一つでした。」
「事前打ち合わせでは、とても辛抱強く真摯に向き合っていただき感謝しております。
類似業種がないビジネスなので、カスタマイズするために大変お手間をおかけしたと思います。担当者としてはそこに付け込んで、あれしてくれ、これしてくれと(笑)。
会社としてのニーズも沢山聞いてもらい、研修実現まで並走していただきました。ありがたかったですね。」
Fさん
「研修は役に立ちました。ロジックツリーや最後にいただいた修正ファイルを参考に資料の作り方を意識するようになりました。」
Tさん
「研修後、資料作りの考え方、作り方、見せ方を意識するようになったので研修は役に立ちました。」
Kさん
「元々フォーマットに興味があったので大変役に立ちました」「要点のまとめ方、見栄えを意識するようになりました。」
Hさん
「研修はとても参考になりました。ふわっと提案を持っていくステージでは使えないが、事業会社用に提案する際は使えるので、事業会社に営業に行くメンバーにまた受けてもらいたいですね。」
* 掲載内容は2018年7月時点の情報です。
菅井 様「社内の資料作成スキルを平準化することです。 弊社は新卒の採用は行っておらず、転職して入社される方もいれば、グループ会社から研修や出向で来る人もおります。全員がコンサルティング業務の経験者というわけではないので、パワーポイントやエクセルのレベルにおいてばらつきがありました。よって、新しく来る人も所属する部署や、担当する業務、つく先輩によって教えられる内容が違ってしまいます。パソコンのツールの使い方を一から教えられるような時間もなかなか作れないので、より短期間で、今まで資料作成をしたことのないような人であっても、明日からの業務で活かせるような実践的な研修を探していました」
菅井 様「松上先生の研修に関しては2回目でした。前回、松上先生の研修を実施した際に非常に満足度が高く、成果を感じていた人が沢山いたため、今回も依頼しました。実際に開催してみても2回目という人が何人かいたので、これは何かしら講座への評価が高かったからだと考えています。つまらなかったらもう一度参加しようとは思わないですからね。」
西 様「基礎から教えてもらったのは初めてで、こんなに即日から使える研修はないなという印象です!初めからパワポをいじるのではなく、ロジックを組み立てた上で作成することも大変役立ちました。また、スライドマスタもそうですが、 「これこれこれ!知りたかったのはこれ!」というのが、研修の中で沢山あったのでその日から業務に活用することができました。」
菅井 様「今まで自己流で資料作成をしていたところが、研修を通じて情報のまとめ方や資料作成のフレームを身につけたことで、一定レベルの資料作成ができる社員が増えたと思います。なんとなくまとめていた資料も、これからは「このフレームに合わせてみよう!」という実践的な使い方ができるので、業務に非常に活きているなと感じます。フレームに沿った資料作りが浸透することで、上司も部下の資料が見やすくなったのではないでしょうか」
西 様「周りがハイレベルな資料を作る中で、自分が劣っているという認識がありました。内容はまだまだ未熟ですが、コンサルタントとしてお客様に提出できる資料作りができるようになったという実感があります。一人歩きする資料、説明しなくとも意図が伝わる資料を意識して作成するようになったことが一番大きいです」
* 掲載内容は2017年12月時点の情報です。
「ここ3年でパーソルホールディングスの社員数は100人から300人を超えるまでに拡大し、中途採用者が大幅に増えました。それまでの暗黙の了解のコミュニケーションから、組織文化・風土が違う人とのやり取りが増え、論理的に資料でコミュニケーションする必要が高まってきたのです。また、パーソルグループ全体での事業規模もここ3年で2倍になり、グループ会社間で資料でのコミュニケーションが増える一方で、社内から「社員の作る資料がわかりづらいから何とかならないか」という要望があがっていました。社員にアンケートを行って定量化してみたところ、非効率な作業の割合がかなりの量になっているということが浮き彫りになったのも背景です」
「私が松上さんの講座を受けたことがきっかけです。資料作成の本は世の中にたくさんありますが、大抵は読み終わっても「ふーん」で終わってしまう。しかし松上さんの講座を受講した際には、実際に自分の手を動かしてみてレベルアップの余地を肌で感じることができました。この感覚を他の社員たちにも実感してもらいたいと思ったのが理由です」
「コンサルにはどちらかというと冷たいイメージがあって尻込みしてしまう人も多いと思います。しかし、松上さんはこちらが業務で感じている悩みや実際的な課題を丁寧に引き出してくれました。打ち合わせの段階で課題を明確にすることができましたし、丁寧にカスタマイズしていただけました。講座で抱いた印象そのままでしたね」
「時間が限られている中で、懇切丁寧にクイックアクセスツールバー導入やショートカットキーのテストもやっていただける等、実践的な内容が多くてとても助かりました。スキルレベルが高い「プロ」は短時間でもこれだけのアウトプットを出すことができるんだなというのを受講生たちも肌で感じていました。図解の基本6型やグラフの見せ方は特に好評で、レベルアップの余地を実感できた社員が多かったようです」
「資料作りの「型」やテンプレートを教えていただいたので、それに従って資料を作成する社員が増え、資料はわかりやすくなりました。効率性の面では、いきなりパワポの画面を開いてパソコンと睨めっこしている時間はかなり減った印象があります。テンプレートのガントチャート、列挙型やマトリックス型を使うことによって資料をゼロから作るのではなく、時間短縮を図っている社員もいます。
それから資料作成に対する意識が高まり、自主的に勉強会に参加するメンバーもいました。もちろん参加者によっての伸び幅は異なりますが、うまく活用している人は資料の質と早さが大幅に向上しました」
* 掲載内容は2018年6月時点の情報です。