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成功者の思考法~鍵はコンフォートゾーンからの脱出~

≪目次≫
1. コンフォートゾーンとは?
2. コンフォートゾーンから飛び出すメリット
3. 成功者の共通点
4. コンフォートゾーン脱出のための具体的な方法
5. 行動を起こして夢を実現する

本記事の執筆者
村松 陽子Yoko Muramatsu
  • 国家資格 キャリアコンサルタント
  • (株)アナザーヒストリー プロコーチ養成スクール 認定コーチ
  • 公益財団法人21世紀職業財団 客員講師

あなたの周りに、大きな目標を達成している人はいますか?
なぜそのような大きな目標を達成できるのだろう、と思ったことはないでしょうか。

大きな目標達成ができる人たちは、往々にして「コンフォートゾーン」を脱し、大胆な目標に挑戦しています。そんな彼らのチャレンジングな姿勢が、持続可能な成功につながっています。

私はこれまで、企業人事20年を通して、またコーチとしてコーチングセッションをする中で、1000名以上の経営者やビジネスリーダーを間近で見てきました。
今回は、そんな人たちの思考法と具体的な行動を紹介し、新たな挑戦に向かってコンフォートゾーンを超えるヒントをお伝えしていきます。

1. コンフォートゾーンとは?

コンフォートゾーンという言葉を聞いたことはあるでしょうか。
コンフォートゾーンとは、「誰でも自分が安心・安全だと感じる領域」です。慣れ親しんだ環境や習慣の中で過ごしていると、ストレスを感じることなく、心地よく過ごすことができます。
しかし、コンフォートゾーンにとどまり続けると、成長が止まってしまうリスクがあります。新しいことに挑戦したり、未知の世界に踏み出すことを恐れたりするため、自身の可能性を制限してしまうのです。

2. コンフォートゾーンから飛び出すメリット

コンフォートゾーンから飛び出すことは、様々なメリットがあります。

■新しいスキルや知識の獲得
これまで経験したことのないことに挑戦することで、新しいスキルや知識を身につけることができます。
■自己成長の促進
困難を乗り越えることで、自己成長を促進することができます。
■視野の拡大
様々な人と出会い、様々な経験をすることで、視野を広げることができます。

コンフォートゾーンから飛び出す機会は、日常の仕事の中にもあふれています。
例えば、新入社員で初めて営業先に行ったとき、初めて公共の場でプレゼンテーションをするとき、経験ない職種への異動・転職の時等。その時、あなた自身は新しいスキルの獲得や、視野の拡大、自己成長ができたと思いませんでしたか?

私は、20代の時に異業種の企業に転職しました。その時に、経験や人脈が大きくリセットされ、強制的にコンフォートゾーンから外れたのです。その時、最初は困難も大きかったのですが、悩みながらそれを乗り越えることで、大きく成長しました。その時、コンフォートゾーンを飛び出すことは、自己成長に大きく寄与することを実感しました。
皆さんにもきっと、コンフォートゾーンを超えることで大きく成長する機会がたくさんあったと思います。

3. 成功者の共通点

では、大きな目標を達成している人たちは、どのような共通点があるのでしょうか。

3-1. 明確な目標設定
大きな目標を達成している人は、まず自分が何を成し遂げたいのかを明確にしています。大きな夢を具体的に描き、目標達成に向けた計画を立てます。自分から実現したいゴールに向けて、高いモチベーションを維持しています。
3-2. 行動力
大きな目標を達成するためには、行動することが重要です。どんなに素晴らしい目標を持っていても、行動しなければ実現ができません。
3-3. ポジティブなマインド
大きな目標を達成するためには、前向きな思考を持つことが重要です。

ここで、「ケンタッキー・フライド・チキン」の創業者カーネル・サンダースのエピソードをご紹介します。彼は、ガソリンスタンドの倒産や家族の悲劇を経験し、65歳で全財産を失いました。しかし、彼は「ケンタッキー・フライド・チキン」のレシピを売り込む新しいビジネスモデルを考案。1009回も断られながらも諦めず、成功を収めました
明確な目標設定をし、ポジティブな気持ちで行動し続ける。「成功するまで、行動し続ける」ということが一つのキーなのかもしれません。

4. コンフォートゾーン脱出のための具体的な方法

コンフォートゾーンから脱出するには、以下のような具体的な方法があります。

4-1. 大きなビジョンに向けて、小さな目標から始める
大きなビジョンを持つことは必要です。なぜなら、視座が高く、視野が広くなるからです。しかし、行動するときには、いきなり大きな目標に挑戦するのではなく、その大きな目標を小さな目標に分解し、そこから始めることが大切です。無理のない目標設定をすることで、達成感を積み重ね、自信を高めることができます。

4-2. 新しいことに挑戦する
興味のある分野や、これまで経験したことのないことに挑戦してみましょう。苦手克服にもつながり、視野を広げる効果があります。例えば、レストランでいつも同じメニューを頼んでいませんか?コンフォートゾーンの外に出ることが難しいと感じるなら、まずは日常的に選択していることを、少し変えてみる。
レストランのメニュー、通学路の道、いつも会う人等。日常的に新しいことに挑戦することが、仕事においてもコンフォートゾーンを超えることにつながっていきます。

4-3. 自分自身を信じる
自分自身の可能性を信じ、自信を持つことが重要です。具体的には、ポジティブな自己対話をすることです。
人は1日におよそ100回、自分を定義する言葉を口にしたり、心の中で発したりすると言われています。何かうまくいかないことがあったとき、「自分がダメだから失敗したんだ」ではなく、「自分らしくないな、もうしないぞ」と心の中で言う。
大きな目標達成をしている人は、絶えずそんな自己対話をしています。「大丈夫だ」「自分だったら絶対成し遂げられる」。その自己対話が無意識に積み重なり、自己イメージが良い方向になり、よい行動がとれるようになります。

4-4. 人の協力を得る
一人ではなかなか難しいことも、同じようなチャレンジする仲間やコーチとのコーチングセッションを通じて、自分の可能性を再認識し、小さな一歩から始めることができます。

5. 行動を起こして夢を実現する

コンフォートゾーンから飛び出すことは、決して簡単ではありません。しかし、勇気を出して行動することで、大きな成長を遂げ、夢を実現することができます。

最後に、有名人たちが行動や努力について残した言葉を記載します。
ぜひ一緒に、小さな一歩から始めてみませんか。新しい大きな未来が待っています。

イチロー選手
「努力は必ず報われるとは限らない。しかし、努力しないものは絶対に報われない。」
ウォルト・ディズニー
「夢を見ることは大切だが、夢を実現するために努力することがもっと大切だ。」
マハトマ・ガンジー
「行動を起こさなければ、何も変わらない。」

 

【本記事の執筆者】
村松 陽子

一部上場企業の人材開発部門を経て現職の(株)ベネッセコーポレーションの人事部にて、約20年間幅広く人事業務(採用・女性活躍推進・人事企画等)を推進。20~40代の数百人を超えるビジネスパーソンのキャリア支援に従事。

異動や転職に伴うキャリア支援、育児と仕事の両立経験をもとに、クライアントの価値観や気持ちに寄り添い、自分らしさを軸に自己変革を促すための支援を信念とする。

また、クライアントの強みと自己肯定感を引き出し、本当にやりたいことをみつけて実現へのアクションに導くコーチングには定評がある。

・国家資格 キャリアコンサルタント
・(株)アナザーヒストリー プロコーチ養成スクール 認定コーチ
・公益財団法人21世紀職業財団 客員講師