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鳥取県大山町での資料作成研修~地方におけるリスキリングの取り組み

ルバート代表の松上です。今回は11月18日、19日に開催した鳥取県の大山町での資料作成研修の様子について書きたいと思います。
 


なぜ大山町で資料作成研修?

鳥取県の大山町での資料作成研修の実施は今回で2回目になります。前回は2016年でしたので、7年ぶりの開催ということになります。そもそもなぜ大山町で資料作成研修を行うことになったかというと、それは様々な偶然からでした。

資料作成研修は2010年に東京で初めて開催しました。初回の参加者は7-8名程度だったと思います。その初回の参加者の一人がその後、地元の鳥取県大山町にUターンをして起業をし、2016年に私を講師として呼んでくれて開催したのが初回でした。

そしてその2016年の開催のご縁で、2023年7月に大山町と「リスキリングに関する包括連携協定」を結び、町民の皆さんのリスキリングに協力することになりました。その第1弾として実施されたのが今回の研修ということになります。

大山町の町民に向けて研修の参加者を募ったところ、約20名の方にお申込みいただきました。地域自主組織のスタッフの方、民間の方、町役場の方、転職活動中の方、様々な方にご参加いただきました。

参加者のレベルも様々でパワーポイントを普段使わない人から仕事で結構使う方まで色々なレベルの方がいらっしゃいました。ただ、週末の1.5日を使う研修に申し込まれている方ですので、とにかく皆さん高い熱意をもって参加されていました。
 


身近な課題・解決策をプレゼンする

今回の研修で一番印象に残ったことは、最後のプレゼンテーションの時間でした。資料作成研修では最後に自分の紹介したいことをプレゼンテーションし、参加者からフィードバックを受けるという構成になっているのですが、今回の研修ではそのプレゼンの内容がとにかく思い入れや切実さが伝わってくるものばかりでした。

ルバートでは同様の内容で企業でも研修を行い、プレゼンテーションもしていただくのですが、企業での研修の場合はプライベートの話題か仕事の話題かどちらかになることが多いのです。それも大変興味深いのですが、大山町での内容は異なりました。

皆様が扱うテーマが基本的には地域の魅力を訴えるもの、または地域の課題を解決するものだったのです。参加された方がどれだけ自身の地域を大事にされているかが強く伝わってくる内容でした。


ある一人の方は地域への移住の課題を解決するために温められていた内容を急遽発表してくださいました。過去に作成されて、発表された内容だったのですが、その時はパワーポイントで説明するスキルが足りておらず、ほぼワードで説明されたようです。内容は専門的なものでしたので、なかなかわかる人にしかわからない内容で、不完全燃焼感が残ったようでした。

その内容を今回学んだことを活用して研修の1日目と2日目の間に急遽パワポに作り直してくださったのですが、この内容が大変わかりやすく、聞いた人は誰でもわかるような理解しやすいパワポになっていたのです。

発表の後、参加者の一人が「もともとからよい内容だったのに発表してもなかなか伝わらず、もどかしい思いを知っていただけに今回のわかりやすさに胸が熱くなった」とコメントされ、会場が感動の渦に巻き込まれました。

私は10年以上にわたってこの研修に取り組んできましたが、このようなことは初めてで、熱い想いと表現する力が組み合わさるとこんなにも人の心を動かすことが可能になるのだと、あらためて気づかされた瞬間でした。

人は誰しも伝えたい想いやアイデアを持っていて、それを形にして発表するだけで色々な反応が生まれ、大きなエネルギーに変わっていく、それを後押しするのが資料作成研修だということを再確認しました。

今後も鳥取県大山町とのリスキリングの取り組みは続いていきますので、また進捗を共有したいと思います。