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津田塾大学特別講義「はじめてのプレゼン資料作成講座」 DAY1

皆さん、こんにちは。rubatoスタッフの根岸です。
大阪で大きな地震がありましたが、皆さんや皆さんのご家族は被害に遭われてないでしょうか?
弊社代表の松上の実家が大阪の高槻ということもあり、一刻も早く被害に遭われた方々が元の生活に戻れるよう私たちも祈っております。
 
さて、本日皆さんにお伝えしたいのは、津田塾大学特別講義「はじめてのプレゼン資料作成講座」DAY1の様子です。
津田塾大学学外学修センターの敦賀先生から、これからインターンシップに参加する大学生相手に、いわゆる「プレゼン技術」ではなく、「中身で勝負するための資料のつくりかた」を講義して欲しいというリクエストをお受けして、この講義は実現しました。
 
津田塾大学が大学外部の講師にプレゼンテーションについての講義を依頼するのは初の試みだそうです。
普段弊社はビジネスパーソン対象に限定20名の個人向け講座や20~30人規模の人数を対象にビジネス研修を行っているのですが、学生約60名を相手に講義するというのは弊社にとっても、これまでにない試みでした。
 
ビジネスパーソン相手に使う例をそのまま使ってしまうと学生には理解しやすくないかもしれない、
講義の説明も社会人相手よりはゆっくり丁寧にした方がいいかもしれない、そんなことを議論しながら、
じっくりカスタマイズしていきました。
 
そして迎えた当日、ビジネスに必要なコアスキルは何か、なぜそれが重要なのか、
これから社会人になっていく学生たちへ語りかける松上の語り口は自然と熱を帯びます。
 

 
どうしても削ることができない内容だけをギュッと圧縮した中身の濃い講義内容を消化するのは学生たちにとっても大変ではないかという不安もあったのですが、学生たちは熱心に、かつはっきり目的意識を持って受講してくれているのが伝わってきました。
 
皆さんはプレゼンテーション資料を作る時、何から取りかかるでしょうか?
私たちはまず「ストーリーラインを作ってください」、つまりプレゼンテーションの全体構成を考えてくださいとお伝えしています。
「誰が」「誰に」「どんなアクションを起こして欲しいか」、これをはっきりさせないと何がメッセージなのかはっきりしないプレゼンテーションになってしまう危険があるからです。
 
その際に問題になるのが、自分が相手にどう映るか?という視点です。
例えば、入社5年目の社員は新卒社員から見れば「経験豊富な先輩」として映るかもしれませんが、10年戦士、20年戦士の社員の方々から見れば「まだまだ経験が少ない若手」として映ることもあるでしょう。
 
相手にどんなインセンティブとバリアが存在するかによってによっても、説得的なストーリーラインの組み立て方は当然変わってきます。
パワーポイントでいきなり資料を闇雲に作り始めるのではなく、プレゼンテーションの全体構成を考えることの大切さをしっかりお伝えしました。
 
全体構成が決まった後に、各スライドで内容を伝えていくにあたっては、基本図解の6つの型、応用図解の6つの型をご紹介しました。
続いて、どの場面でどの型を使えばわかりやすい図解になるかの練習問題にも取り組んでいただきました。中にはやや難易度の高い問題も混ぜてありましたが、皆さん意欲的に取り組んでくださいました。
 

 
次週のDAY2でプレゼンテーション実践演習が予定されています。
全員が行うグループワークとは別に、教室で全体に発表するボランティアを募ったところ、学生自ら立候補してくれました。講義後に熱心に質問する学生たちもいて、はっきり手応えを感じることができました。
 

 
DAY2のプレゼンテーション実践演習で学生たちがどのようなプレゼンテーションを披露してくれるのか、私たちも楽しみでなりません。
来週は津田塾特別講義「はじめてのプレゼン資料作成講座」DAY2の様子をお届けします!