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とにかく具体的に考える

前回の話と関係することですが、仕事で大事なことは、思考停止ワードで誤摩化さない、逃げないことに加えて、とにかく具体的に考えることです。

これは私がコンサル時代に当時の東京のヘッドにまず言われたことです。「具体性がないコンサルタントは成功しない」

コンサルだけでなく、具体的に考えることは色んな場面で重要です。仕事や勉強の予定を考えるときには必ず具体性が必要です。自分が勉強している場面を思い浮かべることなしに予定を立てても必ず計画は挫折します。
特に議論の場においては、皆が同じ認識で話さなければ絶対にまともな議論になりません。皆の認識が狂うのはほとんどの場合、抽象的な言葉で抽象的なことを話している時です。そこで、「具体的に言うと、それってどういうこと?」という一言があれば、皆がまた同じ舞台に立って議論を始められます。

初対面の人がどれくらい仕事の出来る人か、仕事のパートナーになりうるかを見極める時にもこの方法は有効です。頭の回転が早くて話はとにかく上手く、仕事ができそうに思うのに、実際に一緒に働くと全く仕事が進まない人は結構世の中に多いです。その人を見極めるのは大変なのですが、その人が具体的に話をしているかどうか(スケジュールや詳細タスクまで含めているか)で大体の見極めが可能です。ぜひ、「具体的にはいつから誰が何をどうやってするのですか」という問いを投げかけてみて下さい。

思考停止ワードに遭遇した時も、ぜひ、「それって具体的に言うとどういうこと?」という問いかけをしてみて下さい。具体的な議論に戻ることで課題の解決に一歩近づきます