こんにちは、Rubatoで資料作成の添削スタッフをしている近藤です。
私は「戦略的プレゼン資料作成2日間集中講座」で受講生の方が作成した資料を添削しています。
みなさんは複数の項目を比較する資料を作るとき、
「項目を並べてみたけれど、なんだか比較しづらい」
「どう情報を整理して、どう見せれば分かりやすくなるのだろう?」
と悩んだことはありませんか?
実は、「図解」にはある程度決まった「型」があります。比較したい情報の関係性に合わせて型を使い分けることで、情報を分かりやすく整理することができます。
今回は、資料作成でよく使われる「(比較の)図解の型」に焦点を当ててご紹介します。
「図解が苦手」「何をどう図にすればいいか分からない」という方も、まずは図解の基本から理解していきましょう。
今回は「最近の飲み会の話題スライド」を添削してみます。

×NGポイント
-
・比較対象が縦、評価項目が横に配置されており、「何を」「どの観点で」比較しているのかを直感的に捉えにくい
・評価「◎・〇・△」の意味が説明されていない(読み手が推測する必要がある)
・強調したい項目が明確にグルーピングされていない
特に1点目の「比較対象と評価項目の配置」は、比較表を分かりやすく見せるうえで重要なポイントです。
なぜこの配置では分かりにくいのかを確認するために、まずは表頭と表側を入れ替えてみましょう。

今回のような比較表を作成する際は、
縦(表側)に「何について評価するのか(評価項目)」
横(表頭)に「何を比較するのか(評価対象)」
を配置すると、比較の構造を分かりやすく整理できます。
「何を」「どの観点で」比較しているのかが明確になり、表の内容も直感的に理解しやすくなります。
また、今回のように複数の比較対象を同列に見せたい場合は、横並びに配置すると、それぞれを同じ条件で比較していることが伝わりやすくなります。
さらに、表頭(評価対象)は、強調したい項目同士をまとめて配置し、色を使い分けることで、注目してほしい部分がひと目で分かるようになります。
一方、表側(評価項目)は、目立たないグレーで塗りつぶした図形を使って区別することで、表頭と視覚的に切り分けることができます。情報の優先順位を保ちながら、表側を見出しとして認識しやすくなります。
ここから、さらにいくつかの修正を加えてみましょう。

◎改善ポイント
1.表側にピクトグラムを追加
各評価項目の内容を直感的に把握しやすくなります。
2.強調したい「仕事・ビジネス」「社会問題」を背景色でグルーピング(背景強調)
薄いアクセントカラーで塗りつぶした図形を背景におくことで、注目すべき範囲が明確になり、相手の視線を誘導することができます。
3.評価の根拠となる短い説明を各セルに追加
評価記号に加えて、根拠となる説明を添えることで、「なぜその評価なのか」が明確になり、比較結果への納得感を高めることができます。
4. 比較結果から導かれる結論を、表の下部に追加
「どれが優れているか」だけでなく、「比較した結果、何が言えるのか」まで示すことで、比較の目的やスライドとして伝えたいメッセージが明確になります。
まとめ
今回の『資料作成Before→After』テーマ
「図解の型」
いかがでしたでしょうか。
比較の図解は、比較対象と評価軸の配置や、色・強調の使い方、評価の根拠や結論の見せ方を少し工夫するだけで、「何を比べて、何を伝えたいのか」がぐっと分かりやすくなります。
ぜひ過去に作成した資料を振り返り、今回ご紹介したポイントがおさえられているか確認してみてください。
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