ブログブログ
こんにちは、Rubatoで資料作成の添削スタッフをしている土居です。
私は「戦略的プレゼン資料作成2日間集中講座」で受講生の方の宿題資料を添削しています。資料作成は基本ルールを押さえる事で資料そのもののクオリティを飛躍的にUPすることができ、さらに作成に費やす時間を圧縮する事が出来ます。Rubatoではその基本ルールを理解して実践するための学びを得る機会を皆様に提供しています。
今回は「自重トレーニングへの転向のすすめ」のスライドを添削してみます。
今回のメインテーマは「写真の追加」です。
● 直観的に内容が理解しやすくなるような視覚的な補助が無い
● しっかりと読みこまないと全体の内容が理解できない
● 文字情報だけのスライドは読み手に取って内容を理解するための労力が大きく内容が伝わりずらい
まずは、今回のメインテーマである「写真の追加」から修正してみましょう。
Beforeスライドには写真が無いので、それぞれのトピックスごとに追加してみましょう。
読み手にとって内容が理解しやすい資料とは、「何を伝えようとしているのか？」がある程度見た瞬間に伝わる事がとても重要です。伝えたい情報自体は３つのトピックスに分けて上手く整理されているので、その内容がより理解しやすくなるための視覚的情報を追加してあげましょう。
今回の３つのトピックスのタイトルは具体的な形がイメージしやすいです。そういう場合は写真を使って表現すると効果的です。
一方でトピックスのタイトルが抽象的な場合は、以前の記事にもある「ピクトグラム」を使うと効果的です。トピックスのタイトル（小見出し）の具体度、抽象度に応じて写真かピクトグラムを使い分けてみましょう。
いかがでしょうか？ちょっとした事ですが、写真を追加しただけで、各トピックスがどのようなテーマを扱っているのかがわかりやすくなりましたね。
さらにそれ以外の要素も含めてもう少し修正を加えてみましょう。
1. 基本図解の型を使用する
以前の記事で取り上げた基本図解の型を使って情報を整理してあげましょう。今回は「背景型」を使って情報を整理しています。それに伴い各トピックスのタイトルとなっていたキーワードを「小見出し」として切り出して強調しています。これにより伝えたいキーワードが視覚的に伝わるようになります。
2. 説明文に文字強調を使う
内容は素晴らしくても情報量が多いと読み手は疲れてしまい、理解度が下がってしまいます。箇条書きを使って情報を整理する工夫をしていますが、もう一工夫として文字強調をしてあげましょう。具体的には、伝えたいキーワードを太字にしてメインカラー（少し濃いめ）で色分けをする事でキーワードを目立たせましょう
3. 小見出しに数字を振る
どんな時も必ず入れれば良いというわけではありませんが、扱うトピックス間の関係性にMECE※の要素を持たせたい場合は有効です。検討項目に対する網羅感が出るため、情報の説得力が高まります。
※MECEとは、「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」の略で、「モレなく、ダブりなく」を意味するロジカルシンキングの考え方です。
今回の『資料作成Before→After』テーマ
「写真の追加」
いかがでしたでしょうか。「写真」をうまく活用する事で、読み手に対してより早く、そしてより深く理解してもらえるようになります。ぜひ自分が過去に作った資料を見て、今回解説したポイントをおさえられているか確認してみてください。
Afterスライド2のような分かりやすい資料を簡単に作れるようになりたい！という方のために弊社では、「戦略的プレゼン資料作成 2日間集中講座」を開催しております。週末に2日間受講するだけで、翌日からの資料作成が劇的に変わるとご好評いただいています。
「分かりやすい資料」を作るための「型」を知り、ツールを使いこなして作業時間を短縮する。「質と量」の両方を改善することで、「考える時間」を生み出すためのコツをお教えします。実際にみんなで手を動かして問題を解いてみる時間も設けていますので、翌日から即仕事に生かせるスキルを身に着けることができます。
皆さんも「人を動かす資料の大原則」を学んでみませんか？
＼ 誰でも学べる個人向け講座 ／
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
戦略的プレゼン資料作成 2日間集中講座
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
