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ピットインで仕事力アップ!コーチングテーマのご紹介

≪目次≫
1.コーチングとは、クライアントさんにとって「ピットイン」
2.コーチングとはどんなテーマで行っているのか
-A.キャリア関連のこと
-B. 業務関連のこと
-C.職場での関係性・コミュニケーション関連のこと
-D. 組織作り関連のこと
-E. 自分自身のブラッシュアップ・モチベーション関連のこと

本記事の執筆者
橋本 幸恵ハシモトユキエ
  • (一社)フィールド・フロー認定スポーツメンタルコーチ
  • チームフロープロコーチ養成スクール認定コーチ

 

1.コーチングとは、クライアントさんにとって「ピットイン」

あるクライアントさんがコーチングをこんな風に形容してくれました。
「自分にとって、カーレースのピットインの様な場なんです。」

ゴールや目標やノルマやタスクに向けて仕事し走り続ける毎日。
タイヤがすり減ってくる、、、
ガソリンが残り少なくなってくる、、、
エンジンに気になる部分もある、、、

一旦ピットインし、コーチング。

自分という車を
今走っているコース状態を
ゴールまでの道のりを

様々な観点から丁寧に確認し
様々な角度から必要なメンテナンスし
マシーンもタイヤもエンジンも最高の状態に。

そしてまた
目標や目的に向け、最速で走れるようになる!
そんなイメージだそうです。

ところでクライアントさんは
定期的にピットインし
どんなテーマでコーチングを行っているからこそ
また最速で走れるようになって、戻って行くのでしょうか?

今日は、コーチングのテーマについてお話していきます。

2.コーチングとはどんなテーマで行っているのか

コーチングとは、もう少し整理したいこと、もっと良くしたい事、モヤモヤしていること、気になること、などどんなこともテーマにお話しいただけます。

また、仕事に関すること、キャリアに関すること、職場での人間関係など、どんなことでもテーマにお話しいただけます。

コーチングのテーマとはどんなものがあるのか、これまでコーチングで扱った事例を元にご紹介していきます。

A. キャリア関連のこと

⑴ 今後の社内でのキャリアアップ
例)Dさんは、いくつかの部署を経験し、今の部署でも自分の強みを活かし様々な業務を行っている。「今の部署にも満足はしているが、ある部署で新たなチャレンジしてみたい気持ちもある。今後の自分の進む道について考えたい」をテーマにコーチング

⑵ 自分の未来像について
例)Eさんは、上司との面談で今後の自分の将来について話しをすることになった。「正直自分の将来について意識をして考えることがなかった。自分の3年後や5年後の未来について考えてみたい」をテーマにコーチング

B. 業務関連のこと

⑴ ライフワークバランス
例)Aさんは子供が二人いるが、どうしても仕事が優先となってしまう。「もっと、いつも心に余裕を持って、仕事も子育ても大切にしていくにはどうしたらいいか」をテーマにコーチング。

⑵ タイムマネジメント
例)Bさんは、業務もMTGも多く、いつも慌ただしさを感じ、残業も多くなってしまっている。「もっと効率よく優先順位を持って業務を行い、定時に上がれるためにはどうしたらいいか」をテーマにコーチング。

⑶ プロジェクトメンバーとして
例)Cさんは、あるプロジェクトに関わっているが、いつも目の前の自分の業務に追われてしまっている。「日々の業務だけに追われずに、もっと長いスパンで数カ月先まで見通し、他のメンバーとのつながりも大切にしていく為にはどうしたらいいか」をテーマにコーチング

C. 職場での関係性・コミュニケーション関連のこと

⑴ 部下との関係性・コミュニケーション
例)Fさんには、モチベーションの高い部下と低い部下がいる。「どの部下にもモチベーション高く働いてもらうには、どんなコミュニケーションをしていったらいいのか」をテーマにコーチング

⑵ 先輩との関係性・コミュニケーション
例)Gさんは、先輩達からよく頼まれごとをするが、断れずに全部引き受けてしまっている。「自分の状況を鑑みて、引き受けることとお断りすることを選択し、相手にいやな気持にさせずに、お断りするにはどうしたらいいか」をテーマにコーチング。

⑶ 上司との関係性・コミュニケーション
例)Hさんは、上司と意見が合わない時がよくあり、「また押し付けられてしまった」と思ってしまうことがあり、イライラしてしまう。「イライラを引きずりそうな時、どんな風に気持ちを切り替えて行ったらいいか」をテーマにコーチング

D. 組織作り関連のこと

⑴ チーム作り/組織作り
例)Iさんは、あるプロジェクトのリーダーとなったが、自分の前任のリーダーがおり、チームで大切にしたいことがその人とは違うことが見えてきた。「どちらを優先すべきなのか、また自分の大切にしていきたい事は、部下達にどんなタイミングでどう伝えていくべきなのか」をテーマにコーチング。

⑵ 部下マネジメント
例)Jさんは、部下と1on1面談を行うことになったが、何を行っていっていいのかが正直明確ではない。「自分にとっても部下にとっても有意義で、今後のマネジメントにつながる1on1面談にしていくにはどうしたらいいか」をテーマにコーチング

E. 自分自身のブラッシュアップ・モチベーション関連のこと

⑴自分のスキルアップ・学び
例)Kさんは、自分自身のスキルアップのために学びたいと思っていることがある。「どうしても時間を作れず先延ばしになってしまっているが、定期的時間を取り、習慣化していく為にはどうしたらいいか」をテーマにコーチング。

⑵ 自分のモチベーションアップ
例)Lさんは自分がモチベーションの高い時と低い時があるのを感じている。「モチベーションの波が無く、ある一定以上のモチベーションを維持していくにはどうしたらいいか」をテーマにコーチング。

 

コーチングのテーマについて、いくつかの項目に分け、事例を元にお話してみました。これらは一例にすぎず、コーチはどんなテーマでも扱えます。

ご自身の描くステキなキャリア・豊かな人生にしていく為に、ぜひコーチングというピットインをどんどん活用して行って下さい。

 

【本記事の執筆者】
橋本 幸恵

旭化成ホームズ(株)に勤務。その後、コーチング・コミュニケーション・チームビルディングを学ぶ。現在はスポーツメンタルコーチとして、指導者・チーム・選手の、モチベーションマネジメント・パフォーマンス向上・本番発揮力などをサポート。それらの経験を活かして企業研修も行っている。

個人の底力を引き出す身体感覚や五感も扱うコーチングを得意とする。また、アスリートのセカンドキャリアサポートの経験を活かしたアドバイスにも定評がある。

・(一社)フィールド・フロー認定スポーツメンタルコーチ
・チームフロープロコーチ養成スクール認定コーチ