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【講座紹介】~「図解実践編 ビジネス図解のルール」~

こんにちは。ルバートでマーケティング・広報を担当しております渡邊です。

今回は、11月17日(日)に東京・五反田で開催した待望の新講座『戦略的プレゼン資料作成講座 図解実践編~ビジネス図解~』に参加しましたので、その模様をご紹介します。

日曜日の朝9時スタートにもかかわらず、満員御礼の総参加者数22名+講師2名(柗上・大塚)での開催となりました。


図解には2種類あり、この講座の対象とする「ビジネス図解」は、相互に関係を及ぼす要素同士を軸を使って整理した図解です。そして、「図解実践 ビジネス図解のルール」の講座で扱う図解は、複数のモノ同士を軸を使用して整理・比較することで「差(違い)」や「類似性」を表現するためのツールとして用いられる図解です。

この講座はビジネスで良く使用される以下の4つの図解を徹底的にマスターすることを目指す講座です。

  • スキーム図(業務提携、ファイナンス、組織系)
  • フロー図(業務、プロジェクト系)
  • ビジネスモデル図(新規事業系)
  • サービス図(顧客への説明系)

まずは腕試しとして図解にチャレンジ。実在する代金引換サービスの説明文を読んで、解答用紙に図解を手書き(チャラ書き)でスケッチして、お隣の席の方と共有しました。


ここからいよいよ講義開始。

図解作成の流れに沿って、以下の6つのステップを順に講義と演習問題を組み合わせた形で進んでいきました。

  1.  目的の設定
  2.  要素の洗い出し
  3.  軸の設定
  4.  要素の配置
  5.  情報量の調整
  6.  表現の調整

(1)「目的の設定」では、講師の柗上さんから代表的なビジネス図解の5つのパターン(組織図、業務フロー図、スキーム図、ビジネスモデル図、サービス図)の目的と例の説明がありました。

これらの図解が誰に対して何を伝えたいのかを明確にして、それぞれの構造と特徴にマッチした図解パターンを選択することがポイントとのこと。日頃から「図解の目的」を意識して図解を読み解く癖をつけておくと、どのビジネス図解を使用するのかの方向性(仮説)を立てるスピードが上がるのではないかと思いました。


(2)「要素の洗い出し」では、実際に図解の対象に関する文章を読みながら図解の要素となる5W1Hを洗い出す方法を学びます。主体者、主体者間でやり取りされるヒト・モノ、物事の起こるタイミング、要素同士をつなぐ関係性を洗い出しました。

(3)「軸の設定」では、講師の大塚さんにから、洗い出した4Wの要素案から目的に合わせてスライドの縦横軸を設定する軸化のプロセスについての説明です。例えば、目的地までのアクセスであれば「時間」を横軸にとるのは馴染みがあるので分かりやすいですが、役割の違う多数の主体者が登場するような図解の場合には、横軸に業界分類、縦軸に登場企業の関係性(例えば契約当事者とスポンサーや出資といった共通要素で企業を切り分けるなど)を設定しました。


(4)「要素の配置」では、図解に落とす準備として、要素を図形にして、設定した軸に合わせて配置し、要素間の関係を矢印に変換するステップについて説明がありました。実線ボックスと破線ボックスの使い分けなど細かいテクニックも必見でした。

(5)「情報量の調整」では、目的に合っているかと読みやすさに注意して情報量を調整することについての説明がありました。実在するサービス図のどこを改善すると読みやすくなるかについてペアでディスカッションしました。ここまでの講座内容を踏まえて改めて見直してみると、不要なピクトグラムや合体させられることで見やすくなりそうな箇所など気になるポイントを複数指摘していました。

(6)「表現の調整」では、分かりやすさを向上させるための図解での表現テクニックを学びました。

そして、最後に、法人設立とその法人の新規サービスに関する記事を図解する総合問題に取り組みました。

講師の柗上さん曰く、ビジネスモデル図の作成は、「主体=Whoが誰なのか」を考えながら説明文を読んで内容を理解することが、図解の分かりやすさと図解の作成時間を大きく左右するとのこと。何を誰に伝えるかで情報を取捨選択しないと、仮説に基づいて要素を洗い出さないと膨大な時間がかかります。「なぜボックスをこの位置に置くのか」といった軸や図形の配置に関する根拠・指針を自分の中で持って置けるようになると、実務でビジネス図解のパターンを目的に合わせて自分の引き出しから取り出せるようになるので、分かりやすいビジネス図解を早く作れるようになるのでしょう。


サービスの図解方法を体系的に学ぶことなく私が作ったプレスリリース内の図解を改めて眺めてみて、更なるスキルアップを重ねていきたいと思いました。

資料作成キャンプでスキーム図になることが多いそうなので、まだ私自身、一度も参加したことのない資料作成キャンプに参加して、実際に頭と手を動かして作る場数を踏んでスキルを磨いていきたいと思います。

 

次回は、3月15日(日)に「図解実践編 ビジネス図解のルール」を開催いたします。

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