ブログブログ

資料作成講座を始めたきっかけ

みなさんは日々の業務で資料を作成している一方、資料作成の技術は会社では教えられておらず、正しい資料の作り方を知らないという方が多数であると思います。今回は、私が資料作成講座を始めたきっかけをお話しいたします。

私がコンサルタントとしてプロジェクトを実施する際に驚くことが1つあります。それは、クライアント企業の社員の資料作成技術の低さです。クライアント企業には優秀な社員がたくさんいて、頭の中に良い提案や企画があるのにもかかわらず、それを表現する資料作成の技術が不足しているために、全くそれらの提案や企画が実現していないことが大変多いのです。これは、非常にもったいないことです。

その背景として、日本企業は終身雇用が前提であったこともあり、資料を必要としないコミュニケーション、つまり、今までの経験やあ・うんの呼吸などが重視されてきたため、資料を用いたコミュニケーションが不得手ということがあると思います。

従って、一般の事業会社では考えを資料に表現するスキルがあまりに不足しており、実は新しい企画を実現するなどのプロセスに支障が出ているのです。






NTTコムリサーチの「ビジネスマンの資料作成に関する調査」によると、自分の作成した資料に自信があるかという問いに対して、43.7%がNOと答えています。これはスキル不足を感じているということの表れであると思います。

コンサルタント並みでなくても、ある程度の資料作成技術を身に着ければ事業会社の生産性は飛躍的に改善され、新規事業などの取り組みがより促進されると考えたのです。これが、私が2010年から資料講座を開催することになったきっかけでした。