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資料を「早く作る」と質が向上する

早く作業をするというのは、実は資料の内容の質の向上にもつながります。
私は入社一年目に先輩コンサルタントから「松上さんは、今は考えるよりも作業を早くした方がいいよ」とアドバイスされました。コンサルタントになって、どうして考えることを後回しにするのだとその時は思いましたが、今考えてみると、とにかく仕事を合理化して作業を早くすることで考える時間を捻出し、良いアイデアを出すというメッセージであると感じています。
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良いアイデアは、いろんな情報を組み合わせて何度も考えることによって生み出されるものです。つまり、アイデアの質を向上させるには「考える量」が絶対的に必要になってきます。

実は、その「考える量」は、考える速さ×考える時間に分解できるのです。考える速さ(頭の回転の速さ)は人によって違いますし、才能に依存するところがどうしてもあります。しかし、時間は皆に平等ですので、工夫次第で誰でも考える時間を捻出することが可能なのです。

早く作業をすることは、単なる時間の短縮だけではなく、考えるための時間の捻出につながり、それが考える量の増加になり、最終的にはアイデアの質の向上につながるのです。つまり、資料を「早く作る」と質が向上するというわけです。