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正しいパワポ資料作りを会社は教えてくれない

前回はパワーポイントを使ってわかりやすい資料を作ることは、ビジネスパーソンにとって重要なスキルであるとお話ししました。

その中でもパワーポイントでの資料作成はワードやエクセルなどよりもさらに作り方を会社で教えない現状があります。 NTTコム リサーチの「ビジネスマンの資料作成に関する調査」によると、資料作成を誰に教わったかという問いに対して、52.1%が特に教えられていないと答えています。

では、なぜ会社はこれほどまでに重要な資料作成スキルを教えないのでしょうか。

その理由としては、エクセルなどとは違って、パワーポイントは正しい作り方が浸透していないということがあります。つまり誰も正しい方法を知らないのです。わかりにくいパワーポイント資料を作っている社員がいても、「あいつのパワポはわかりにくい」とコメントしても、具体的にどうすれば良いかを教えられる社員はほとんど存在しないため、そこで放置してしまうのです。

次に、パワポ資料を重要視していない世代が会社で主導的な立場にあることがあります。特に50代以上の方は、パワーポイントが存在しない中で仕事をしてきたので、パワーポイント資料の効果を軽視する傾向があります。実際に上司が自分でパワポ資料を作らずに、部下に作らせ、感覚ベースでフィードバックをすることが常態化している会社は多いと思います。

変化がこれほど早い世の中で、前の時代の常識の中で私たちのスキル教育はなされ、そしてますます時代の流れについていけなくなっているのです。このように正しいパワーポイント資料を作成するスキルを会社は教えてくれません。もはや会社に頼っていてはいけない時代なのです。